サウンドジャパンのドラム用防音室はドラムの特性をよく考え
てつくられています。ドラムは他の楽器と違って
音にパワーがあります。その上バスドラムなどの低音は音の性
質上、遮音することが困難です。
サウンドジャパンのドラム用防音室は およそDr-60の防音性能を
もっています。表記はやや控えめにDr-55となっています。
通常の防音室がDr-28から最高でもDr-40どまりなのに
くらべて格段の性能をもっています。
つまりこれは、100デシベルの音を60デシベルカットして40デシベルにしていますということですからドラムの音も防音室の外ではささやき声になって
しまいます。
栗田楽器 サウンドジャパンドラム防音室展示場 JR稲枝駅近く
とくに125ヘルツ付近のバスドラムの低い音は防ぎようが無
いと従来あきらめていましたが、
125ヘルツ付近の遮音性能を格段に強化することに成功した
のがこのドラム用防音室です。
ドラム専用防音室には衝撃音をカットするために、ドラム用防
振台という特殊な構造の床を装備しています。
階下に部屋がある場合や集合住宅では、空気中を伝わる音の他
に固体振動というやっかいな問題があります。
これへの対策は、「浮き床」という構造で対処しています。ド
ラム用防音室の内部の床はドラム用の制振台があり
その上、防音室の床の下には振動を遮断する制振材であるマウ
ントというゴムと螺旋ばねで出来た部品があって
そのうえにある防音室がいわば空中に浮いた状態で組み立てら
れています。
サウンドジャパンのドラム用防音室は、デッドな音場空間に設
計されています。
この反対はピアノ用防音室のタイトな音場です。
一般の防音室はピアノ向きに作られているものが多くそのなか
でドラムの演奏を続けると耳がつかれます。
中には耳を痛める人もいます。サウンドジャパンのドラム用防
音室はドラム用に考えた音の反射率で
音場空間をつくっています。
スライド式のドアなのでドアの開閉のためのスペースが要らず
防音室の中はギリギリまでドラムセットをおくことができます
。
、ゆったりとドラムが設置できて壁からの音の反射に余裕があ
るので
長時間のドラムの練習にも疲れません。